Install D-Tuner ( d-tuna ) Proto Type on MUSIC MAN EVH Translucent Gold
フロイドローズトレモロユニットに装着して6弦を即座にEからDにチューンダウンできるドロップシステムパーツ「D-Tuner (d-tuna)」
その便利アイテムのプロトタイプ(以下:プロト)を新しく入手できました
今回は、そのプロトを最近入手したMusic Man 1995 EVH Translucent Gold(以下:ゴールド)に装着してみます
プロトタイプ品なので一般販売はしてないんですが数個しか作らないなんて事はないと思うので、ある程度の数は市場に流れたと推測してます
過去の記事にも書きましたが、私が長年所有しているMusic Man 1991 EVH Translucent Red(以下:赤)には同様のプロトを装着しています
最初に入手したそのプロトは運が良かったのか?某ギター関連の雑誌の広告ページに掲載してあった物を問い合わせて在庫があったんで購入しました
話を聞くと1個限りという事でした
最初のプロトを入手した1998年頃は、雑誌の広告が出た際に問い合わすと既に売却済みなんてもう当たり前の時代ですよ
そりゃそうですよ
広告の入稿は半月近く前に終わってます
実際にその担当をやってましたからね…
今のネット社会とは違い、雑誌が発売された時には約半月前〜1ヶ月前のホットな情報が掲載されてるんで、ほんまに運良く残ってたなって思いました
少し脱線したんで戻ります
プロトのD-Tuner (d-tuna)は既出の写真でお分かりのように、メッキ塗装が施されてなく金属むき出しで錆びてるのか?と思う黒ずんだ色です
Edのメイン機にも同様のパーツが装着してあるんでご覧になられた方も多いと思います
昔、赤を全然弾かない時期があって動かす事もなく壁にかけたまんまにしてたんですが、メッキ塗装がないので錆びが進行したのか?動かさなかったせいでか?何かしらの不具合が発生したので動きが悪くなってました…
まぁそんな時はクレ5-56で解決です
私が今回入手したプロトは先に入手した物とは違い、ファインチューン用のイモネジがマイナス溝ではなく鉄製のメッキ加工ありの物か?ステインレス製か?で、六角レンチで調整するようになってます
赤のプロトには六角レンチ穴のイモネジではなくマイナスドライバーで調整するイモネジが使用してあります
イモネジのマイナスドライバーを入れる所の溝が浅いんで調整する頻度によっては溝がバカになりやすいんです
それもあってか?交換したんでしょうかね?
基本、1回決めてしまえば弦のゲージを変えるかネックを調整し直さない限りはネジを回す事はありません(赤のんは20年以上回した事はありません)
マイナス溝切りのイモネジに交換しようと探してみましたが、そんなネジはそう簡単には見つかりませんね…
ゴールドにはd-tunaを取り付ける予定やったんで市販品を購入してたんですが使わずじまいになりました
今回は取り付ける事はありませんが、ピンクかブラックで杢目が良い物を入手した際に装着しようと思うんで取っておきます
それでは装着作業を開始します
Heartman HVH-250に装着した記事にも書きましたが、今回も同様に解説的に書いてみます
まずはロックナットネジを緩めて6弦をチューンダウンして弦を外します
D-Tuner (d-tuna)を用意
元のロックネジと比較するとD-Tuner (d-tuna)用のんは長いのが分かります
仮装着してファインチューナーを調整可能な位置にします
弦を挟みロックネジを締めます
D-Tuner (d-tuna)を引いて「D」にチューニングして合わせます
D-Tuner (d-tuna)を押し込んで六角レンチで「E」に合うように調整します
ロックナットネジをしめてトレモロユニットのファインチューナーで「E」に合うよう微調整します
その後、D-Tuner (d-tuna)で「E」と「D」のチューニング確認
ずっと『D-Tuner (d-tuna)』と表記したのはプロトタイプ品やからです
d-tunaは単体で販売する商標登録名ではないかと思うんですが、PEAVEY製EVH Wolfgangに搭載してある物はカタログでの表記は「D-Tuner」となってるんですよね
もう1枚
「D-Tuner」というギターやベースギターのパーツは多くありますが、その多くが「〇〇 D-Tuner」な感じの商標登録名や「型番」で表示されてます
「EVH d-tuna」がそうであるなら「d-tuna」だけでも認識しやすいのではと私は思います
最後に、プロトを装着した2本を並べてみました
このゴールド、Ed的に換装するなら次はやっぱヒートンとワッシャーですね
数字ステッカーは考えてますが、メイン的にはやっぱ赤なんでコンプリートは多分ないと思います
多分です
Music Man 1991 EVH Translucent Red
Music Man 1995 EVH Translucent Gold
nagase
2件のコメント
ヒラキ
ふと、最近はチェックしなくなったな、、、。とグーグルで「musicman evh」と検索してみました
このギターの所有者さん等による考察モノ大好きなので。
とはいえ今に至るまで数えるほどしか存在しないと思います。
そしてこちらのブログさんはまた濃厚で(笑)。
自分もバラしてあちこち確認したり、年代別の差異を調べたりしたなーと
とても楽しく拝見しております。
去年関西にあるショップ(こちらのリペアブログのMM記事は読み応えあり)にて
遂にフレット打ち直し、トレモロユニット交換など大きく手をいれました。
後者は前オーナーさんがアームアップ用に削ってありましたんでね(汗)
もっともあまりオリジナルにこだわるタイプではありませんw。
あ、自分のことはいいですね
とにかく楽しませていただきました、ありがとうございました。
続編も期待しております。
P.S
そういえばペグ、後期のシャーラーロゴはボッシュ(と呼べばいいんでしたっけ?)長さも
短いのですよね
あと、リペアに出した件のショップでMMEVHのユニットとD-tunaの構造上の相性の悪さも
教えてもらいました。ファインチューナー部の角度がpeaveyやフロイドと異なるので
接地面少なくて安定しないんですってね(納得)。
いずれもご存じでしたらすみません。
nagase66
ヒラキさん、コメントありがとうございます
同モデルファンの方に長文のコメントいただけると嬉しいです
Gotohのユニットはファインチューナーの部分が斜めですからね
ペグの長さの事は未確認でしたね、今夜確かめてみます